人に相談することを恥じてはならない

海外の映画やドラマを鑑賞すると、椅子を円形に並べて麻薬やアルコール依存・PTSDなどの共通の悩みを抱えている人たちが、互いに自分のことを話しているグループカウンセリングのシーンをよく目にします。

 

自分の置かれている状況を、他の人に伝えることによって心が軽くなるのでしょうね。

 

実際に問題は解決されなくても、話すことで頭の中が整理され、対処法や方向性が見えてくるようです。また、気持ちも楽になり、ストレスが低減されることが分かっています

 

人に相談するといことは、本当に良いこと尽くしなんです。

 

しかし一方で日本に目を向けてみると、グループカウンセリングといった習慣は本当に必要とされている人以外で、見聞きしたことはないですよね。

 

そもそも自分の悩みを人に相談せず、全部1人で解決してこそ立派な大人になれるといったことが美徳として植え付けられているからでしょう。

 

だからこそ、こういった習慣は定着しないし、やろうとも思わないのです。

日本人は自分の悩みを人に伝えるというのが極度に下手ですから。

 

 

こんなことを言っていますが、私も多くの日本人同様、人に相談することに対して異常に抵抗感を持っている嫌いがあります。

 

「悩みを言っても問題が解決されることはないから」、「悩みを打ち明けたら、なんだか見下されそうで怖い」といった間違った考えを持っているのが原因でしょう。

 

しかし、これからは自分の感情を言語化させる能力を向上させるため、人に信頼してもらえるよう、そして少しでも、日常のストレスを解放できるように、あらゆる界隈の方々に相談できたらなと思っています。

 

アドラー心理学のアルフレッド・アドラー

悩みをゼロにするには、宇宙でたった1人きりになるしかない。

と残しています。人間として生まれてきた以上悩みが尽きる事はありません。

 

上手く折り合いを見つけて、共にこのストレス社会を生き残っていきましょう。